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ニュースリリース

【自治体事例インタビュー:和歌山県様】「和歌山県産品の魅力」を県内外へ。新制度「和歌山一番星アワード」の企画設計から発信まで伴走

2026年04月09日 TOPICS リリース

〔事例〕
和歌山一番星アワード
https://ichibanboshi.pref.wakayama.lg.jp/

〔インタビューご協力〕
和歌山県企業振興課 産業ブランド推進班 工藤元気様

〔聞き手〕
アイランド株式会社代表 粟飯原理咲

 

和歌山県産品の新たな価値を、どう選び、どう届けるか
ー「和歌山一番星アワード」を、制度設計から発信まで一体で伴走

和歌山県が2025年度に新たに立ち上げた県産品推奨制度「和歌山一番星アワード」。

従来制度の見直しを経てスタートした本取り組みでは、県内事業者の優れた商品を厳選して認定し、その魅力を県内外へ広く発信していくことを目指しています。

アイランドは、本プロジェクトにおいて、制度企画設計、ネーミング・ロゴ開発の全体監修、審査会運営、認定商品の発表およびグランプリ決定イベントの企画運営、制度全体の広報までを一貫して担当しました。

今回は、制度立ち上げの背景や初年度の手応え、今後の展望について、和歌山県ご担当者、企業振興課・産業ブランド推進班の工藤元気さんに伺いました。

既存制度の役割を踏まえ、「厳選して届ける制度」へ

#和歌山県企業振興課 産業ブランド推進班 工藤さん

 

Q:まずはあらためて、今回「和歌山一番星アワード」という新しい制度を立ち上げようと思われた背景や狙いから教えてください。

A:この制度は、認定・推奨を通じて、県内事業者さんの販路拡大や商品の品質向上、新しい商品開発への意欲醸成につなげたいという思いから立ち上げました。そうした取り組みが最終的には県内産業全体の発展につながれば、というのが大きな目的です。

Q:従来の「プレミア和歌山」から発展的に見直された形だったと思いますが、見直しに至った理由はどのようなものだったのでしょうか。

A:以前の制度は16年続いていて、認定商品も1,300を超えていました。和歌山には良い商品がたくさんある、ということを伝える役割は十分に果たしてきたと思っています。
一方で、認定商品が増えれば増えるほど、“厳選感”は薄れていきます。事業者さんからも「プレミア感がなくなってきたのでは」という声がありました。そこで、次の段階として“厳選して選ぶ制度”へと方針転換を図りました。

制度設計だけでなく、その先の広がりまで見据えて選定

Q:今回、制度づくりや運営のパートナーとしてアイランドを選んでいただきました。期待されていた役割はどんなものでしたか。

A:食品に関するEC事業やメディア事業を長く手がけられていて、そうした専門的な知見を制度に反映してもらえるのではないかと期待していました。
また、単に制度を作るだけでなく、「認定後にどう広げていくか、どう認知につなげていくか」まで含めてご提案いただけたことも大きかったです。

Q:制度そのものだけでなく、その後の広がりまで見ていただけた点が大きかったのですね。

A:そうですね。認定された商品やブランドが、その後どう認知され、どう愛されていくか。そこまで見据えた提案があったことは、選定の決め手のひとつでした。

申請・審査フローの見直しで、事務局負担を軽減

#オンラインミーティングでのディスカッションも重ねて制度を設計

 

Q:制度設計の段階では、申請方法や審査方法も含めて、一緒にディスカッションしながら形にしていきました。特に印象に残っていることはありますか。

A:申請方法や審査方法について、かなり具体的にご提案いただけたことですね。これまではどうしても事務局側の事務量が多くなりがちだったのですが、今回ご提案いただいた進め方によって、申請受付から審査会まで、かなり効率化できたと感じています。

Q:実際に運営されてみて、いかがでしたか。

A:以前より事務量はかなり減ったと思います。その一方で、提供できている内容の質はしっかり保てていました。負担は減ったけれど、クオリティは落ちていない。その点は非常に良かったです。

ネーミング・ロゴも含めて、制度の世界観を一体で設計

#ロゴデザインコンセプトより抜粋

 

Q:今回は、制度名の「和歌山一番星アワード」やロゴも含めて、制度全体の世界観づくりをご一緒しました。この点はいかがでしたか。ネーミング・ロゴについては、ブランディングデザインご専門のデザインエイエム社と弊社でタッグを組ませていただいたのですが、やはりプロのクオリティは凄いと弊社にも大きな学びがありました。

A:当初は制度設計と制度名やロゴは別で考えることも頭にありました。ただ、制度名とロゴは、コンセプトとセットで考えた方がいいというご提案をアイランドさんからいただいて、その形で進めたのですが、結果としてそれがとても良かったと思っています。
制度のコンセプトをきちんと汲み取ったうえで複数案をご提案いただけたので、納得感を持って選ぶことができました。魅力的なロゴ案が多く、良い意味で選ぶのが難しいくらいでした。

審査品質と、発表後の広がりまで見据えた運営へ

#3回にわたって開催された審査委員による審査会

 

Q:審査会の運営面で、良かった点や評価いただいた点はどんなところでしたか。

A:申請商品の調理から提供の順番、タイミングまでお願いできたことですね。以前は職員が担っていた部分もあったのですが、今回は審査員の方々にきちんとした状態で商品を提供できました。その点は本当に良かったです。

Q:弊社はキッチン付きイベントスペースを運営しており、自社運営サイトを含めて、調理イベントや審査会の実施経験が非常に多いため、ベストな状態で試食いただくことにはこだわりがあり、ご評価いただけて嬉しいです。2月の東京での発表イベントはいかがでしたか。今回は、発表して終わりではなく、広がりが生まれる場にしたいという思いで企画しました。

A:非常に良かったです。SNSのインフルエンサーの方々を招いていただき、その場で発信していただけたことも大きかったですし、会場もとても良かったです。知事を含め、関係者の中でも「あの会場は本当に良かったね」という声が多くありました。

アイランドならではの強みは、発信の“つなぎ方”

#インフルエンサー(しにゃさん/Mizukiさん)Instagram投稿キャプチャより

Q:広報発信の面で、アイランドならではだと感じていただけた点はありますか。

A:やはり、インフルエンサーとのネットワークですね。首都圏だけでなく、和歌山の地元インフルエンサーの方にも参加いただけたのはとても大きかったです。私たちが直接お願いするのではなく、信頼関係のあるアイランド社が間に入ることで、スムーズに実現できました。

認定20商品は、県外にも自信を持って薦められるラインナップに

#認定された20商品

 

Q:最終的に認定された20商品の顔ぶれについては、どのように受け止めていらっしゃいますか。

A:知事も記者会見で話していたのですが、「これなら売れるだろう」と思える商品がしっかり選ばれた、という実感があります。一方で、地元ではよく知っている商品が選ばれなかったケースもあり、首都圏の視点から見るとこういう評価になるのか、という新たな気づきもありました。

ただ、審査員の皆さんがフラットに申請書類を読み込み、実食もしたうえで選ばれた商品たちです。県内だけでなく県外にも、自信を持っておすすめできる20商品になったと思っています。

グランプリ決定イベントが、交流と商談のきっかけに

#認定事業者を交えた集合写真

 

Q:東京でのグランプリ決定イベントは、流通関係者やメディアとの接点づくりという意味でも手応えはありましたか。

A:はい。来場者の方々が事業者さんのブースを積極的に回ってくださって、交流がしっかり生まれていました。インフルエンサーの方にはその場で発信していただけましたし、流通関係者の中には、その後商談に進んでいるケースもあると思います。
また、来場者にもグランプリ投票に参加していただく形にしたことで、会場全体が一体感を持って盛り上がりました。事業者さんにとっても自信につながるやり方だったのではないでしょうか。

Q:事業者の皆さまからはどんな反応がありましたか。

A:「良かった」「楽しかった」というお声をいただいています。来場者の方々と直接つながれたことも、今後に向けて良かったという声がありました。

 

これからの課題は、「認定されて終わり」にしないこと

#今後はPR支援に注力

 

Q:制度全体を振り返って、初年度の成果や手応えはどのように感じていらっしゃいますか。

A:従来制度から180度方向転換した形だったので、不安はかなりありました。県内からどう受け止められるのか、申請は集まるのか、ずっとドキドキしていました。
でも、実際には想定を超える申請をいただきましたし、認定後もメディアに取り上げていただいて反応も良かったです。結果として、良い形で初年度を終えることができたと思っています。

Q:今後、和歌山一番星アワードをどのように発展させていきたいとお考えですか。

A:やはり、認定して終わりではなく、「認定されて良かった」と感じてもらえる制度にしていくことがこれからの課題です。厳選して選んでいるからこそ、その後のPRや販路拡大につながる支援がとても重要です。4月からが本当の勝負だと思っていますので、そこにしっかり注力していきたいです。

 

地域ブランド支援には、行政と民間の共創が欠かせない

Q:最後に、同じように地域産品のブランド化や発信強化に取り組もうとしている自治体の方へ、メッセージがあればお願いします。

A:行政だけで制度を考えていると、どうしても限界があると思います。だからこそ、民間のプロの知見や感覚を取り入れながら制度設計や運営を進めていくことが大切だと実感しました。今回、伴走いただいたことで、制度の形だけでなく、その先の広がりまで見据えた取り組みができたと感じています。結果として、それが事業者さんのためになる制度につながっていくのではないかと思います。

 

地域の魅力を、制度設計から発信まで一体で支援

アイランドでは、自治体・地域ブランド・食品関連事業者の皆さまとともに、制度設計、PR企画、イベント運営、SNS・インフルエンサー施策まで一体となった発信支援を行っています。地域の魅力を、生活者に届く形へ。
事業者の皆さまにとって“認定されて良かった”と思える仕組みづくりを、これからも伴走してまいります。
詳細資料や事例紹介をご希望の際は、下記よりお問い合わせください。

お問い合わせはこちら https://www.ai-land.co.jp/contact/

 

インタビュー日時:2025年3月24日
インタビュアー:アイランド株式会社代表 粟飯原理咲
制度設計及びイベントディレクター:弘中雪絵(Heute)
イベント運営スタッフ: 笹田幸利、伊藤芳恵、御園由香里
SNS運用スタッフ:上野真紀子、中野あかり、石田朋子
クライアント様担当:永島哲

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